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F1.FPと環境

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1.金融ビッグバンによる金融システム
規制緩和により、
為替の規制強化/金融機関の垣根拡大/
外国資本の参入制限/金融新商品の登場等
金融業界は大変革を遂げた。



 

2.2008(平成20)年に表面化したサブプライムローン問題によるリーマンショックは、
幾度も世界同時株安を引き起こし、日本の金融業界にも多大な影響を与えた。


 

3.2016(平成28)年2月より日本銀行が導入したマイナス金利政策により、預金や住宅ローン金利等家計にまで影響が広がっている。



 

4.日本版401kプランと呼ばれる
①確定(拠出/給付)年金、2017(平成29)年1月からは個人型確定拠出年金:iDeCoの
加入者範囲が拡大された。


 

◆リスク分散
5.お客様のリスクに対する考え方を確認する事は資金運用における集中投資を勧める上で重要といえる。



 

6.実際に、絶対に安全で高い利益/利回りが得られる商品は無い。


 

7.金融商品における価格変動リスクとは、
金融機関・投資先・保険会社の信用低下・破綻倒産等によるリスクの事。



 

8.ポートフォリオに関しては以前より
保有資産を預貯金/株式/保険の3つに分けて所有する「財産三分法」と言われた。



 

9.財産三分法によるものをマネーポートフォリオ、
その中の金融資産のフローとストックに関するものを
リスクポートフォリオと呼び、金融資産の分散や組合せを行う。


 

10.分散投資の3つの基本はリスク回避しリターンを多くする事で結果資産全体を増やす手段である。


 

11.「運用別分散」には株式債権/投信信託等
資産種類を分散して運用する方法や、
同じ資産内で銘柄を分散する方法、異なる種類・期間の商品を融合する方法もある。


 

12.「時間別分散」とは金融環境が
異なる時期に分散して運用しバランスを図る、ドルコスト平均法等がある。


 

13.「通貨別分散」とは円を除いた、ドルユーロ等異なる通貨を含め金融資産を構成する方法。


 

14.金融資産の効率を上げる為には低金利の安全性商品だけではなく利回りに期待できる
外貨建て商品の利用は、時間的分散の効果があるが為替リスクも考慮の必要がある。



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◆役割
15.ファイナンシャルプランナー:FPとは
ファイナンシャルプランニングを行うエキスパートであり、必要に応じ弁護士/税理士/不動産専門家等の協力を得ながら総合的な資産設計を行い、FP自ら実行する事を主たる職務とする。


 

16.FPが注目される背景には、
・個人金融資産の増大
・消費者保護の為の金融規制強化
・急速な高齢社会の進展等がある。


 

17.考え方の複雑化多様化によりオーダーメイド設計が強く求められ、ライフプランニング/リスクマネジメントだけでなく
キャッシュフローの提供を通じトータルなアドバイスも求められている。



 

18.お客様に自己責任を求める以上、金融機関はこれまで以上のディスクロジャー(情報開示)が求められる。


 

◆手法
19.ライフ①(サイクル/イベント)に基づいて
ライフプランを立て、リスクカバーの為に
生命保険を提案する手法はFPそのものと
いえる。


 

20.ライフサイクル表の作成は、ライフプランニングを行う第一歩であり、次に作成するキャッシュフロー表の前提となる。



 

21.ライフサイクル表で、将来の収支や貯蓄残高の推移が把握できる。


 

22.キャッシュフローとは各年における家計の
①(フロー/ストック)から把握される資金の収支と、
増減する②(フロー/ストック)の事で、
キャッシュフロー表作成で
どの時点でいくら不足するか等ライフプラン上の③(現状分析/PDCA)を行える。


 

23.キャッシュフロー表の収入:
可処分所得=額面給与-
所得税住民税/天引後の社内積立/生命保険料。



 

24.キャッシュフロー表における変動要素とは
毎年貯蓄残高/子どもの教育費・結婚資金等である。


 

25.キャッシュフロー表収支の定義について
①額面給与(年収)=
可処分所得ー所得・住民税/社会保険料

②社会保険料=
厚生年金/健康/雇用/介護保険料

③現在支出合計=
現在収入合計ー収支残高(支出可能額)

④基本生活費=
正確に判明する支出ー現在支出合計


 

26.キャッシュフロー表の数値について
①貯蓄残高=
前年貯蓄残×(1+物価変動率)±当年収支残

○年後の支出予想額=
現在の金額×(1+運用利率)経過年数乗

③年間収支=年間額面収入ー年間支出

④現在物価=
○年後での金額÷(1+運用利率)経過年数乗



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